飽くまでカプリッチオーソ

札幌でふわふわとお芝居をしている星健太が徒然なるままに綴る適当ダイアリー。

君の名前で僕を呼んで(ネタバレ含)

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ポスターとタイトルを観て『あ、これは好きだ』と思ってから観たくて観たくてたまらなかった映画。

やっと観れたのでついついブログに書いちゃいました。

ていうか、これから書きます。

 

もう、今年No.1間違い無しの傑作。どころか、人生におけるオールタイムベスト上位に食い込むぐらい、静かで、それでいて熱くて、なにより情熱的な作品でした。

17才と24才の男子同士が強く惹かれ合う、というストーリーではあるけれど、

マイノリティ関係なく、誰かを愛したことがあって、その誰かとの別れを経験していたとしたら、それはそれは強烈に胸が締め付けられることでしょう。主演、エリオ役のティモシー・シャラメの一挙手一投足に心揺さぶられるし、物憂げな表情が素晴らしすぎる。

相手役のオリヴァーことアーミー・ハマーも、そもそも育ちが良いからなのか(wikiを見るとひいじいちゃんが石油王で父親が企業のCEO。父親が作った学校に通っていたらしいです。完璧超人かよ!!)、社交的で奔放だけれど知性も感じられるし、なによりセクシー。なんだけどうまく想いを告げられないもどかしさもあって……っていう、

 

なんだよ!尊いかよ!!

 

って叫びたくなること数え切れぬぐらい。

別れのシーンも、言葉を交わすことなく、というより、お互い言葉が出ないという感じで、、、あぁもう!!

 

80年代前半、マイノリティへの理解もまだまだ薄かった頃の話だけれど、最後のお父さんの言葉に、エリオだけじゃなくて僕すらも救われたような気になって、涙が止まらなかった。

人類みな見るべき名シーン。

ロビン・ウィリアムズを彷彿とさせるお父さんの優しい眼差しが忘れられない。

 

まだまだ語りたいところは多いけど、一回しか観てないもんであやふやな部分もあるし、そもそも語りつくせる気がしないし、

こんな作品に出会えてもう本当に、、だから映画はやめられない!

 

つらい別れを経験した全ての人に観て欲しい。

つらいと感じたその思いも、大切にしようと思えるから。